memo #64
西暦2024年5月1日の雑記
🐴雑記
①癬
「癬」は訓読みでは「たむし」や「ひぜん」と読む。「たむし」は体部白癬のことで、「ひぜん」は疥癬のことである。「疥」にも「ひぜん」という訓読みがある。
「疥(㿍)」は「ひぜん」以外には「はたけ」や「おこり」という訓読みがある。「はたけ」は単純性粃糠疹のことで、「おこり」はマラリアのことである。マラリアを意味する「おこり」という言葉は「瘧」という表記の方が一般的であると思われる。
②癜
「癜」は訓読みでは「なまず」と読み、癜風を意味する。現代でも黒なまずや白なまずといった言葉は使われているようだ。
③ヨロイグサ
ヨロイグサというセリ科の植物を意味する漢字はたくさんあるようだ。「苙」や「葯」は訓読みで「よろいぐさ」と読む。「芷」や「虈(䖀)」といった漢字や「白茝(びゃくし)」という言葉もヨロイグサを意味する。
④卝
「卝」という漢字は総角(あげまき)を意味するようだ。また、「角」も総角を意味するらしい。しかし、これらの漢字には「あげまき」という読み方はないようだ。
⑤芔
艸に屮を加えた「芔」という漢字を知った。標準字体は「卉」のようである。艸と同じように「くさ」と読み、草を意味するようだ。
さらに屮を増やした「茻」という漢字もあった。この漢字は草が多いさまを表すらしい。
艸、芔、茻といった草に関する漢字で見られる「屮」という漢字は左を意味するようで草とは関係がないようだ。
⑥犢
子牛を意味する「犢(こうし)」や黒い毛色の馬を意味する「驪(くろうま)」といった漢字を知った。
他の動物の子を意味する漢字もあるのか探したら、子鹿を意味する「麑(かのこ)」や子羊を意味する「羔(こひつじ)」といったものがあった。
黒い馬を表す漢字があるのなら白い馬を表す漢字もあるのではないかと思って探してみたところ、たてがみが黒い白馬を意味する「駱(かわらげ)」や唇が黒い白馬を意味する「驎」という漢字はあった。
馬を表現するための漢字は細分されすぎていて覚えられそうもなかったので今回は諦めた。先に馬の体の部位を学ばないといけない。